『 母の存在感 』 

 令和8年9月 

 お母さんそしておばあちゃん?にとって長い夏休みが終わりました。日常は戻ってきたでしょうか。体に優しい秋が、一日も早く来てほしいと願う今日この頃です。 

 さて子育て真っ只中の皆さん、山あり谷ありの毎日をお過ごしのことと思います。そんな中、子どもと関わる時間は、どうしても母親が多くなるでしょう。お母さんは、仕事(家事もそうです)もこなし、母そして妻も兼ねています。そして時には(日本人特有と言われていますが)、お父さんの母親役まで担っているのかもしれません。それはそれは大変なのです。最近のお父さんは子育てに協力的と言われますが、果たしてその実態は・・・。 

 「お腹すいた!」「寒い!」「これやっていい?」「どこにいるの?」「ちょっと手伝って!」 「服ない!」何のことか分かりますか。ちょっと分かりにくいかもしれないので、これでどうでしょう。「お母さんお腹すいた!」「お母さん寒い!」「お母さんこれやってもいい?」 「お母さんどこにいるの?」「お母さんちょっと手伝って!」「お母さん服ない!」。そうこれは、子どもからお母さんへの日常のリクエストの数々です。しかしこれは日本の日常風景ではありません。実はアメリカ人のTシャツにプリント(当然英語で)されている、アメリカ人親子の日常なのです。そしてその最後に、お父さんへの唯一のリクエストとして一言「お母さんどこ?」・・・・・わかるわかる、とうなずいた方いるでしょう。 

 お父さんの子育て参加が、日本より進んでいると思われるアメリカでも、父親の存在感はこんな感じです。この動画を見た時は驚きました「えっ、日本といっしょ!?」。もしこれが日本なら、お父さんのリクエストでも通じるかもしれません。さらに子どもの年齢が下がれば、母親への依存度はますます大きくなります。このように洋の東西問わず、母の存在感は何にましても大きいのです。お母さんは子育ての大黒柱と言えるでしょう。 

 そんなお母さんだからこそ(あっお父さんも)、今の子育ては大変です。SNSやAIが当たり前となり、子育てはより複雑かつ個別化しています。例えばSNS上では匿名を隠れ蓑に、誹謗中傷(=嫉妬や不安が変貌したもの)が瞬時に拡散されます。言葉の暴力以外何物でもありません。しかし子どもの対応する力は未熟です。すると自分の不安な気持ちを、心の底に押し込んでしまいます。それを解決するのが親の気づきです。ただだからと言って、お母さんがちゃんとやらなければ、とは考えないでください。出来ることから始めれば良いのです。例えば毎日の会話です。子育てに追われる毎日、ふと気づけば子どもと話す時間は、案外少なくなっていませんか。話し合うという大げさな会話ではなく、2~3分で良いので日常会話をすることです。ここで大切なのは、兄弟抜きの1対1で話すことです。そして意識して続けることでしょう。忙しいとつい忘れてしまいます。心当たりがあるなら、早速今日から試してみませんか。まだまだ暑い日が続いています。どうぞご自愛ください。 

                            早川友教